特集 第2回 鈴木 由美子 さん 「案ずるよりも生むが易し」

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suzuki.jpg今回、お話を聞かせていただくのは、銀座にある「ギャラリー厨子屋」店長・鈴木由美子さんです。坂本理恵が自分のために仕事の傍ら工房で漆のアクセサリーを作り始めたのがかれこれ35年前。鈴木さんをはじめとするお友達がそのアクセサリーを身に着け、広めてくださることで作品作りを続けてくることができました。皆様本当にありがとうございます。今回は、坂本理恵のアクセサリーや革製品を愛用してくださっているお友達として鈴木さんにお話を伺いたいと思います。杉並区にある「坂本これくしょん」東京事務所にてお話を伺いました。
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―今回は、よろしくお願い致します。
「うわあ~!」とても素敵なお着物姿でいらして下さり、ありがとうございます。お勤めの「ギャラリー厨子屋」では、グレーの制服を、プライベートではポップなお洋服をお召しのことが多いので、お着物姿は本当に新鮮です。

うふふ(笑)。実は、義母の影響で着物が好きになってね。お出かけやお茶の際は着物を着ることが多くなってきたのよ。

―そうなんですか。素敵ですね。今回は、皆さんをホッとさせる鈴木さんの笑顔の源や人生の先輩としてのお話も伺えたらと思います。
―鈴木さんと10年位前より、折にふれ色々なお話をさせていただいていますが、いつも、お話をした後は温かい気持ちになるんですよ。包容力のある鈴木さんですが、ご自身で大切にされているお考えはありますか?

「案ずるよりも産むが易し」かしら。そして、その時々を精一杯生きること。どんなに悩みがあっても、明日は必ず来るし、明日になればいいこともあるわ。経験上、それが分かってきて、少しずつだけど心にゆとりをもって生きられるようになったわ。

―きっと、その心の ゆとりが、温かい雰囲気につながるのですね。

坂本理恵との出会いは、運命の糸で結ばれていた?

-まず、鈴木さんと坂本理恵の出会いはとのようなカタチだったのですか?「運命の糸」と聞いております。

 まさに、「ご縁」というべきものかしら? 実は、私の主人と理恵さんのご主人(坂本乙造商店社長 坂本朝夫)が中学校・高校の同級生なの。10年以上前、坂本朝夫社長が「ギャラリー厨子屋」の仕事をするようになって、主人と朝夫社長がつながったの。そして夫婦同士でお会いするようになって...それが理恵さんとの出会いかしらね。

-さらにご縁は続いたと聞いています。

 その頃、坂本朝夫社長は、銀座の「ギャラリー厨子屋」のアドバイザーになったの。お店の店長を探していて、相談した結果、私に白羽の矢が立ったようよ。

-お仕事はすぐにお受けになったのですか?

 右も左もわからないお仏壇屋さんのお仕事。受けるかどうかは正直悩んだわ・・。でも主人が、これはご縁だから、どろ舟にのったつもりでやってみなさいと後押ししてくれたの。主人と坂本社長の中学・高校時代があったからこその後押しね~。

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-それが厨子屋さんで働くきっかけとなったのですね。本当に縁とは不思議ですね。
-お仕事を始められて、いかがでしたか?

 10年続けてみて良い仕事だと思うわ。家族は我が家も含めて十人十色。亡くなられた方へのそれぞれの思いを受け止めて、形にしていく。やりがいのある仕事よ。

-お亡くなりになる方の年齢や送る方の立場もそれぞれですよね。鈴木さんの心遣いに、御遺族の方がホッとされるのではないかと思います。
―全てを生かして御遺族の思いを受け止める大切なお仕事をされていますが、鈴木さんご自身は今までどのような人生を歩んでこられたのか伺ってみたいと思います。


親はこどもの応援団


-福島から東京へはいつ頃いらしたのですか?

 会津若松の短大を卒業して、銀行に就職することになり、その時に上京したのよ。 毎日、色々あって楽しい日々でした~。
その後、職場で主人に出会い、結婚し、家庭に入ったの。男の子と女の子、2人の母親です。2人共とっくに成人しましたけど(笑)。
子供が、小学校中学年の頃かな?主人の両親と同居だったから、子供をみてもらいながら少し働き出したの。外の空気を吸いたくなったのよね。刺激も欲しいし。(笑)。子供の成長に合わせて仕事の量は徐々に増やしたの。病院の事務や飲食関係の会社の経理などをしてきたわ。

-ご家庭での「奥さん」「お母さん」「お嫁さん」という役割を大切にされたのですね。
-大家族で生活する、そして子育てはどのようなものでしたか?

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そうね。他家に嫁ぐ、婚家になじむ、そして子供を育てるって本当に色々なことがあるのよね~。
その流れの中で、人と関わりながら、最初に言った「案ずるよりも産むが易し」という思いに至ったの。 明日は明日の風がふくのよ。
子育てに関しては、今だからわかるけど、あくまで「親は子供の応援団」なのよ。特に中高校生ぐらいからはね。子供には子供の人生があり、私は子供にはなれないの。だから、言葉かけは大切だけど子供を信じて「横みて見ないフリ」してあげることも大事よね。

-その言葉が本当に分かるのは子供が育ってからでしょうか・・・(笑)
でも、心に刻みます。ちなみに夫婦の秘訣もありますか?

最後は夫婦が単位。お互いに思いやりを持つことが大事だと思うわ。それが長く一緒に住む秘訣かしら(笑)。


ファッションの変化~肌にとけこむものを好むように~


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-(これまでの家族写真を拝見した中で)、鈴木さんはかなりファッションがお好きなようですが、昔と今では変化がありましたか?

 ふふ、昔はかなり派手だったわね。マニキュアに大きな指輪を好むといったような感じで、今思うと力を入れすぎていたのね。でも、最近は肌に溶け込むような自然なものを好むようになったわ。着心地のよいものをさりげなく身に着けることがおしゃれだと今は思っているわ。

-さり気なく身に着ける、そんな気持ちで選んでいただいたものの中に坂本理恵のアクセサリーもあったのですか?

 そうね。理恵さんのアクセサリーは、色にインパクトがあるもの、カタチに特徴があるもの、色々だけれど、その中で私が選ぶものは、優しくて、柔らかさや軽さがあるものかな~。特に軽さは他に無いわね。身に着けていても、「何でできているの?」と聞かれて話も弾むのよ(笑)。

-ありがとうございます。

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 特に最近は、革製品がヒットかしら。特にお財布は感動したわ!!! (長財布を持ちながら)このお財布は本当に何でもいくらでも入るのよ。カードを入れるところがたくさんあって優れものよ。しかも丈夫だし。型崩れを気にしなくていいから助かるわ。

-鈴木さんが以前お使いになられていたパンパンのお財布を知っていますが(笑)その中身が納まったのですね!!!坂本理恵自身もお財布に入れたいものがたくさんあって、そこからたくさん収納できて、かつ整理できるお財布を作ろうと思ったみたいです。

わかるわ。その気持ち(笑)・・。



フォーマルなバッグ。カジュアルなバッグ。それぞれのよさとは?


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-鈴木さんは、坂本理恵のフォーマルライン・カジュアルライン、両者のバッグをお持ちですよね。使い心地はいかがですか?

 フォーマルなバッグ(エクレアバッグ、写真右上)は、主に着物に併せて身につけることが多いわ。そして、パーティにも持っていくわ。以前、クリスマスパーティにこちらのバッグ(オペラバッグ、写真右下)持っていったら人気だったわ。フォーマルバッグは蒔絵が華やかに生きてとても良いわ。

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-ありがとうございます。(海外旅行の写真を拝見しながら)カジュアルな高野バッグはご旅行にもお使いくださったのですか?

そうなの。このバッグは先日のプラハ旅行で大活躍でした。裏のポケットは貴重品を入れるのに良かったし、ちょっと何か入れたいときに上のポケットが最高だったわ。革が柔らかいことも体に馴染みやすくてよかったの。何より丈夫なのが最高。

-シチュエーションごとにとても上手に使い分けしてくださっているのですね。坂本理恵もとても喜んでいると思います。


-最後になりましたが、若い世代に応援の言葉をお願いします。

 今はとても恵まれている時代です。だからこそ、自分の考えを持って生きることが大切です。そして、自分を置く環境は大切よ。出来る範囲で自分を磨く。 決して無理をする必要はないの・・・そんなに頑張らなくてもなるようになるから!    そして、「心豊かな人」になれるように頑張ってください。

-今回は本当にありがとうございました。
鈴木さんの色々な経験が心の豊かさにつながり、人を和ますのだということが分かりました。

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(聞き手 坂本みゆき、撮影・まとめ 坂本晴美)


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-鈴木さんの好きなこと、ホッとするひととき

 何よりネコのあずきちゃん(アメリカンショートヘアー)。本当に癒されるわ。
 そして日常から離れる旅行も好きよ。一人で温泉に行って、岩盤浴で汗を流したり、お茶を飲んだりすると落ち着くわ夫婦で海外旅行に行くのも好き。旅行先で海に潜ることが二人の共通の楽しみかしらね。



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~お仕事をされている姿~

 銀座の「ギャラリー厨子屋」で働く鈴木さんの姿を写真に納めさせていただきました。本文中に登場する「ギャラリー厨子屋」は、銀座1丁目並木通りにあるお厨子専門のギャラリーです。デザイナー・工芸家、さらに工房スタッフによる「新しい祈りのかたち」を提案されています。

>>ギャラリー厨子屋ホームページ






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product catalog 20170201 30周年をむかえて、坂本これくしょんの商品カタログを作成しました。30年前のスタートから今まで「つねに自分が身につけたいもの」を心に思い描いてコレクションを作り続けてきました。今後も皆様の毎日を輝かせることができるような、明るくて楽しいコレクションが生まれますよう未来につなげていければと思っております。