特集 第3回 小林 頼子 さん 母の日特別企画 「母から娘へ伝えたいこと」

第3回 インタビュー特集 母の日特別企画「母から娘へ伝えたいこと」小林 頼子  さん  親子
小林頼子さん

今回お話を聞かせていいただくのは、元客室乗務員小林頼子さんとお嬢様の松井磨依さんです。
小林さんは、約10年前、当時お勤めだった帝国ホテルのギフトショップで坂本これくしょんのアクセサリーやバッグを販売してくださったのがきっかけで、坂本理恵の漆のアクセサリーを愛用してくださるようになりました。
それがご縁で、お嬢様にも勧めてくださり、磨依さんも展示会に遊びに来て下さいます。
「母から娘へ伝えたいこと」のお話を伺いたいと思います。
杉並区にある「坂本これくしょん」東京事務所にてお話を伺いました。


―本日は、「母の日特集」ということで家族をテーマにお話を伺いたいと思います。でも脱線自由です(笑)。 -それでは、ご家族のことを。頼子さんは坂本理恵と同世代でいらっしゃいますか?

頼子さん――― そうなのよ。私が63歳で、子供が3人おります。上から、長男39歳、長女36歳、そして磨依35歳。それぞれの子どもに孫達がいて6人のおばあちゃまです。

―若くしてご出産されたんですね。ずっとご家庭に?

頼子さん――― 短大を卒業してパンナム航空に就職したのですが、2年ほどで寿退社しました。年の近い子どもを3人育てあげることは、かなり大変でした。そこで、母が北海道から移住してくれたんです。とても助かったのを覚えています。磨依が小学校を入ったのを機に週に一回、画廊で働くようになりました。楽しい刺激でした。そのとき、自分の性格が、育児・家事だけを楽しめるわけではないと気がついて(笑)。閉廊後も、ホテルのギフトショップで働かせていただく様になりました。

―アメリカのパンナム航空ですか!働く女性の先がけ、そして憧れがつまった職場ですね。アメリカで近頃、ドラマ化されて。私も拝見しましたが、当時は世界トップの航空会社で、それはそれは華やかな世界だったようですね~。 頼子さんは英語が堪能で、美への探求を忘れない精神をお持ちです。後ほど、秘訣を教えてください。そのような職場を退職され、3人のお子さんを育てるのは本当に大変だったと思います。

頼子さん――― 母の助けは本当にたすかりました。私の母の世代は常に家事に育児に働き者なんですよ。本来そんな母は私の理想像かもしれないわ。

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パンナム時代のお写真 集合写真 前列右から6人目が頼子さん

子ども達に伝えたいこと ー 「今できることは何かを考える!」

―私の祖母もそうでしたが、昔の人は常に手と体を動かしていましたよね。 磨依さんはお母様のことをどのように見ていらっしゃいますか?    


娘・磨依さん――― 私にしてみれば、母は本当に動いているなと思います。常に一生懸命だし、責任感も強いし。

―磨依さんにそのように思われていることはとても素敵なことですね。頼子さんもしっかりお母様の血を受け継がれているのですね。少し母娘のこともお聞かせください。2世帯住宅でご一緒にお住まいと聞いています。

磨依さん――― 毎日、母娘の会話があるので楽しいです。でも、母は本当に忙しいイメージです。その上、南(お孫さん 3歳)のプールの送迎なども手伝ってもらったりしています(笑)。

―助け合って生活されているのですね。同居されていない他のご家族の方とは?   

頼子さん――― 離れている分、「気持ち」で常に思っています。ですから、孫たちが集まってワイワイする様子は本当に見ていて微笑ましいものですよ。

―頼子さんはお孫さんからたくさん幸せをいただいているのですね。さて、現役の育児中の磨依さんはご自分をどんなお母さんだと思われますか?とても優しいお料理上手なお母さんのイメージですが。

磨依さん――― 怒ることもたくさんあります。特に上の長男(5歳)は。ダメってことばかりするのが男の子ですね(笑)。母の話を聞いていると、これから育児も長いな~と思います。 姑からはありがたいことに、「子どもと遊ぶことは今しかできない、だからこそ、家事を手抜きしても遊んであげてね。」と言われています。 全力で遊ぶと疲れることもあるけれど、子どもと自分の人生を吟味していきたいなと思っています。

頼子さん――― 私は、育児において待つことって大切だと思っているの。だから待てるお母さんになってほしいと思っているのよ。育児に限らず、人生は自分の範囲で「今できることは何か?」を問いかけ続けることだと思うの。悶々としながらも妥協点を考える。そして、「過ぎたるは猶及ばざるごとし」じゃないのかしら?やり過ぎは良くないと思うのよ。それが私の人生の秘訣かしらね。前進あるのみ・後ろを振り返らない・後悔しない・日々気分よく生きることが大切ね。

―「待つ」、親はなかなか出来ませんね。だから、「待てる」おばあちゃまやおじいちゃまの存在が孫達にはかけがえのないものなのかもしれませんね。磨依さんはご自分の人生で大切にされていることはなんですか?

磨依さん――― そうですね~。「待つ」って親はなかなか・・・。 私は人の関わり合いを大切にしたいと思っています。皆さんと仲良くできたらいいなと思っています。

-お二人とも本当に素敵ですが、母の日の思い出などはありますか?

磨依さん――― 実はですね。母は、母の日に限らず誕生日も自分でお祝いの幹事をしてしまうんですよ(笑)

頼子さん――― 私は子どもや孫に、お金や時間を使わせてしまうプレゼントは本当はいらないの。「母の日、ありがとう」、「お誕生日、おめでとう」そのメールだけで十分。

磨依さん――― って言い切っております・・・。

頼子さん――― それでも、子ども達は何かをと言ってくれるものだから、それなら顔を出してくれると嬉しいわって言ってあるの。「愛のあるメッセージのプレゼント」、それが一番。

磨依さん――― インタビューの趣旨にちゃんとあってますか(苦笑)?

-もちろん、このインタビューは自由に話していただくのが大切ですから(笑)。

私を示す ・ 私を表現できているアクセサリー

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―少し、坂本これくしょんとの話をお聞かせください。坂本理恵との出会いは?

頼子さん――― 帝国ホテルのギフトショップで店長をしている時に、お店で坂本これくしょんのアクセサリーを扱うことがあって。それで漆のアクセサリーを身につけるようになりました。しばらくして、理恵さんから百貨店で行う展示会のスタッフに誘われて。

―なるほど。スカウトですね(笑)。頼子さんのアクセサリーの身に着け方は本当に参考になります。まるでお化粧の延長にあるようで素敵です。他のスタッフも頼子さんのお客様へのアクセサリーのお勧めの仕方はとても勉強になると話していましたよ。元客室乗務員の頼子さんだからこそですね。

頼子さん――― うふふ。ありがとう。

―頼子さんは印象的に漆のアクセサリーを身につけられますよね。

頼子さん――― 漆のアクセサリーは、「私を示す表現ができているアイテム」という気がするのです。特に、人から視線を感じた時に、漆のアクセサリーを身につけていることで、自分を表現できていると。

―頼子さんの指には漆のリングがはまっていらっしゃいます。お話を伺っている間、それを時折なでながらお話されていたように感じましたが・・・。

頼子さん――― 漆のアクセサリーの中でも、この漆のリングは私にとってのお守りです。このリングを発見できたときは、本当に嬉しかったんですよ。思わず2個買ってしまいましたもの。この左手人差し指のリングを見ていると、3人の子育てに一区切りし、その上、主人を亡くした事でやっといろいろなことが見えてきた、そんなときの思いをこのリング が表現してくれている気になるんです。

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―そんな風に大切に使っていただいてありがとうございます。

頼子さん――― このタイプのリングをもう作らないと聞いていたので何度も修理しながら使ってます。

―ありがとうございます。いまだに根強い人気があるので復刻したいと考えています。

頼子さん――― それは、嬉しい!

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―近い将来、頼子さんの左手人指し指に新しいリングがはまるように頑張りますね。リングの他にも朱のアクセサリーは頼子さんの印象を華やかにしていますよね。

頼子さん――― 朱のアクセサリーは、黒いお洋服にも合うし、華やかになるので本当によく身につけています。

―本当に頼子さんはいつも美しいし、はつらつとされています。まさに口紅のように坂本のアクセサリーをお使いいただいているように感じます。ここで、少し脱線させていただいて、美しくあり続ける秘訣を教えていただけますか?

頼子さん――― 小林家は悩みを継続させない。悩んで食欲がない・眠れないということがないのが小林家の血ですね。でも、できる限り太らない、食べるものに気を遣うことかしら?例えば、一日の摂取カロリーは1600 kcalを超えないように心掛けますが、なかなか思うようには、いきませんね。

-というと、頼子さんの頭の中には食品のカロリーが・・・。

頼子さん――― だいたいものは入っています(笑)。

-想像以上ですね。

頼子さん――― 本当は理想がとても高いの、例えば、フェイシャル。上を見上げればきりがない。でも、そこは現実との折り合いをつけているわ。でも折り合いをつけるためには探求が必要。化粧品の探求は今でも好きです。

-体を美しくキープするためにジムにも行かれているとお聞きしています。

頼子さん――― 体も心も動かすことが大好き。40代の頃は子育てに一段落したので、ジムに行ってプールやサウナに毎日のように入っていたわ。はまりやすいのよね。だけど、時間的に厳しくなったとき、それも折り合いをつけてあきらめたわ。今、再び時間ができて、少しずつ通いはじめているの。

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―脱線ありがとうございました(笑)アクセサリーの話に戻りまして、

頼子さん――― アクセサリーはお友達に紹介することもしばしばです。皆さん、華やかになるからと本当に喜んでくださいます。あと、コードを変えることでニュアンスを変えることもできる。それも楽しいわ。

―今日は、お手持ちのペンダントトップに坂本のコードをつけてらしゃいますよね。

頼子さん――― 洗濯機で洗ってしまって。救出できたのは、トップのみ。悲しい思い出です。

―坂本のネックレスはコードだけでもお渡し可能ですから、そんなアクシデントが起こった場合にも最適かもしれませんね(笑)。


頼子さん――― 一方、蒔絵のバッグは控えめなものを選びました。どんな洋服と組み合わせても邪魔にならないからとても気に入っています。もうだいぶ肌になじんでいるでしょう。

―本当にアクセサリーとは一味違ってこれは頼子さんに寄り添っているバッグですね。磨依さんもアクセサリーやバッグを気にいっていただいているそうで。

磨依さん――― 私は母と同居しているので、ときどき借りて使っています(笑)。

―それは、とても嬉しいです。母娘が近くに住んでいると姉妹のような楽しいことができますね。うらやましい限りです。


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磨依さん――― そうですね。楽しいです。私はアクセサリーではありませんが、義理の両親の還暦のお祝いにコーヒーカップを送ったんですよ。

―これが、そのコーヒーカップです。持っていただいてみましょうか。

磨依さん――― こんな感じですか(笑)。坂本の展示会で、実際にこのカップでコーヒーをいただいたんです。コーヒーが美味しく飲めました。そこでコーヒー好きの義理の両親へプレゼントすることに決めたんです。とても喜んでくれました。

-気にいっていただいてからのプレゼントは贈る側も贈られる側も嬉しいですね。

孫や子どもとの時間を大切にしたい

―お話も終盤になりました。これからやりたい・楽しみたいことなどはありますか?

頼子さん――― 今は子どもと孫の成長が楽しみです。特に6人の孫達に意識が集中しています(笑)。それぞれが、家族として成長していく様子を見ていくのが楽しみなの。子育てって本当に重みのあることだから。また、何がっていうわけではないけど、色々なことに興味をもちながら生活したいとは思っています。

磨依さん――― 今は子育てに夢中なので、時間ができたら少し外に出たいなと思っています。今はみなみと二人で通っているヨガを一人で行ったりもしたいかな。小学校に上がる頃には、外でお仕事をしてもいいなと思っています。以前は、ウェディングプランナーの仕事もしていて、忙しいけどとても充実していました。今でも好きです。子育てを中心に、できる仕事を見つけられたらいいなと思います。


頼子さん――― この写真を撮った後、1人の孫が誕生しました。

―今日は、素敵なお話を本当にありがとうございました。

お話を静かに聞いてくれた南ちゃんにも感謝です。
(聞き手 坂本みゆき 撮影・まとめ 坂本晴美)

頼子さん・磨依さんの好きなもの・ほっとするひととき

頼子さん――― 実は、基本的にお昼寝もお酒も好きなまけものなので(笑)、責任や約束などを自分に課して体を動かすように積極的にしています。だからこそ、それが終わると心からほっとします。リフレッシュという意味では南をプールに連れていって待っている間、ジムに行くこと、それが、今の私のリフレッシュかしらね。

磨依さん―――  私は、子どもが寝て、その寝顔を見て、お酒を飲んでいるときに本当にほっとするかな。特に長男は起きているとダメってことばかりするから(笑)

-南ちゃん、最後にひとこと!

南ちゃん――― おばあちゃま、大好き!







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product catalog 20170201 30周年をむかえて、坂本これくしょんの商品カタログを作成しました。30年前のスタートから今まで「つねに自分が身につけたいもの」を心に思い描いてコレクションを作り続けてきました。今後も皆様の毎日を輝かせることができるような、明るくて楽しいコレクションが生まれますよう未来につなげていければと思っております。